飲食店の壁の役割や壁紙の種類をご紹介します!
- 2023.07.01
- ブログ
飲食店の壁には、決して無視できない様々な役割が存在しています。
特に、匂いや音などの空間づくりにおいては、壁や天井は大きな役割を担っているため、種類や選び方については必ず抑えておきたいところです。
今回は、飲食店における壁の役割や壁紙の種類をご紹介します。
□飲食店の壁の役割とは?
飲食店の壁には、主に以下のような役割が存在します。
・店舗空間の印象を決める
・店舗の室内環境を快適に保つ
店舗デザインを行う際には、まず販売する商品や立地にあった店舗のコンセプトを決める必要があります。
経営理念や流行なども踏まえ、店舗全体の色やインテリアを設計していくという流れです。
その中でも特に、壁材・壁紙は店舗を利用する従業員、お客さんの視界に入る割合が非常に高いため、店舗空間の印象・コンセプトを決める役割を担っているといえます。
また、店舗内の匂いや湿気のような環境を考慮すると、空調設備や清掃、芳香剤などに意識を集めてしまいがちですが、その点でも壁材・壁紙は非常に重要です。
というのも、店舗に使用される壁材・壁紙には汚れを防止したり、湿度を調節したりする機能が備わっており、室内環境を保つ役割を担っているからです。
逆に、そのような機能が備わっていない壁材や壁紙を選んでしまうと、匂いや汚れを吸収してしまい、取り除けなくなってしまうため注意しましょう。
□壁紙の種類と特徴をご紹介!
*クロス
クロスには、ビニールクロス・紙クロス・織物クロスという3つの種類が存在します。
ビニールクロスは、比較的安価なうえ、機能性にも優れているのが特徴です。
デザインのバリエーションが豊富で全体のコーディネートも行いやすい点も魅力の1つだといえます。
一方、耐久性が高くないため、長期的に見ると張り替えコストがかかる点や、高級感を出したい場合は他3種類の方が適している点には考慮する必要があります。
紙クロスは、和紙などでできているものも存在し、趣のある和風な空間を作り出せるクロスです。
湿度が高いときには湿気を吸収、乾燥時には湿気を放出する特性や消音効果もあるため、飲食店に採用しやすい壁紙だといえます。
織物クロスは、仕上がりの高級感が段違いですが、防火認定を受けている製品が少ないため、店舗で使用できない可能性がある点も注意が必要です。
*塗り壁
塗り壁は、漆喰や珪藻土でできており、和風な店舗やナチュラルな雰囲気を出したい店舗にぴったりの壁材です。
高温多湿である日本の気候に向いており、断熱性や防火性なども高いため機能面で優れているといえます。
その反面、硬さがあるため、経年劣化によるひび割れ等には注意が必要です。
□まとめ
今回は、飲食店における壁の役割や主に使用される壁紙の種類についてご紹介しました。
当社では、岐阜・名古屋周辺の新規店舗のデザインや施工、アフターフォローを行っております。
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