飲み屋のカウンターを居心地の良いものにするためには?
- 2023.10.05
- ブログ
飲み屋の開業を考えている方であれば、一度は飲み屋のカウンターで飲んだ経験があるかと思います。
時には、少し座りにくさを感じたこともあるのではないでしょうか。
今回は、飲み屋の開業を考えている方に向けて、居心地の良いカウンターにするためのポイントをご紹介します。
□飲み屋のカウンターの高さとは?
飲食店のカウンターは高さ別に3種類あります。
店内の雰囲気やコンセプトだけでなく、食事のしやすさも考慮して選ぶことが重要です。
*ローカウンター
カウンターの高さは70センチ程度、椅子の高さは40センチ程度です。
家庭用のダイニングテーブルと同じぐらいの高さで、カウンターの中でも天板の高さが1番低いものです。
ほとんどの人が椅子に深く腰掛けても足がつくため、落ち着いて食事するような場面にピッタリの高さです。
長時間座っていても疲れないというメリットがある一方で、カウンターの中で調理する調理人やスタッフに見下ろされる形になり、威圧感を抱く場合があります。
カウンターの内側とお客さまが座る側とで床の高さを変えれば目線の高さがそろって、快適に食事を楽しんでもらえます。
*ミドルカウンター
カウンターの高さは95センチ程度、椅子の高さは65センチ程度です。
座った時に足が床に届くか届かないかぎりぎりの高さです。
背の低い方だと、立ったり座ったりする動作がしにくいと感じることもあるでしょう。
しかし、カウンターの中で調理する調理人やスタッフと目線の高さがそろいやすく、会話を楽しみながら飲食を楽しんでもらえるというメリットがあります。
*ハイカウンター
カウンターの高さは105センチ程度、椅子の高さは75センチ程度です。
ほとんどの人が床に足をつけられない高さです。
飲み屋やバーのようなお酒を楽しむ店でよく見られます。
座った時にカウンターの内側の人と目線の高さが合うよう設計されています。
カウンターの内外で天板をフラットにできるため、飲食物の提供がしやすいというメリットがあります。
□居心地の良いカウンターにするためには?
カウンター席を設ける上で注意するべきポイントは、カウンターの奥行きと横幅を十分に取ることです。
微妙に席どうしが近い、カウンターが大きいといった点は、店のコンセプトに合わせて考えれば良いのですが、奥行きと横幅があまりにも狭いと飲食しにくく不快な気持ちをお客さまに抱かせてしまいます。
一般的なカウンターの奥行きは45~50センチ、1人当たりの席の横幅は60センチです。
コロナウイルスの影響で人との距離感を広めにとりたいという方もいるでしょうから、横幅は少し広めに見積もって考えるべきです。
□まとめ
今回は、飲み屋の開業を考えている方に向けて、居心地の良いカウンターにするためのポイントをご紹介しました。
カウンターの高さは、3種類の中から、店内の雰囲気やコンセプト、食事のしやすさを考慮して適切なものを選びましょう。
奥行きと横幅はゆとりをもって作っておくと快適なカウンターになります。
当社は、岐阜・名古屋周辺で店舗デザインのみならず飲食店の経営もしています。
経験からできる内装アドバイスもあるかと思いますので、気になった方は一度ご相談ください。