お風呂防水工事「水張り試験」~江南団地~
- 2024.03.18
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こんにちは建築家の尾関広臣です。
現在、築50年以上経つ団地のフル改装をしています。
現場は鉄筋コンクリート造5階建ての5階になります。
築50年ともなると水道管、排水管、ガス管など至る所に劣化のあとが見られ、
折角フル改装するのでお風呂の防水層もやり直すことにしました。
改装前の画像になります。
床を一部分斫ってからラスタッフを塗布していきます。
長期間の耐久性と匂いがないので密室での作業にいいのとコンクリートとの密着も良く下地の調整が簡単な事から
こちらの商品にしました。
ラスタッフを2度塗りしてから水を張っていきます。
排水溝ぎりぎりまで水を張って、24時間後に水が減っていないかを確かめます。
次の日、水量を確認したのですが全く減っていなかったので、結果は大丈夫です。
次はこの防水層の上に防水層を保護するためにコンクリートを打ってからさらに防水塗装を施工して完成になります。
2重で防水に備えます。
後日、偶然会った団地の管理人さんから
「今、お風呂の水が下の階に漏れる事があちこちで起きてるので、お宅も気を付けてください」
と言われました。
予想はついていたのですがやっておいてよかったです。