手仕事の温もりを感じる白い塗り壁
- 2024.03.25
- ブログ
建築家の尾関広臣です。
上に出ているアイキャッチ画像は
貸衣裳とフォトスタジオのブランピュール岐阜店の施工写真になります。
レースからのやわらかい光が白い塗り壁に陰影を作り出します。
曲面の壁が作り出す、陽だまりのようなその場所は時間の流れがゆったりと流れているようでとても綺麗でした。
少しピントがずれているのですが、いい写真なので携帯の待ち受け画面に使用しています。
完成とは対照的に施工はドタバタでした。
プラスターボードの下地にパテとプライマーで下地調整
手や鏝を使用して、塗り材をランダムに付けていきます。
今回は壁の凹凸を滑らかに仕上げたかったので刷毛を使用して滑らかにしていきました。
不規則で自由な壁を目指していたのですが、
テンポよく施工しようとするとデコボコがいつの間にか規則正しくなったり、
作業する人が変わると一部分だけデコボコの高さやピッチが違ったりと全体のバランスをとるのにとても時間がかかりました。
施工現場の全体像になりますが、戦いの跡が見られます、
粘り強く最後までやってくれたリペイン工房の方たちには感謝です。
嵐のあとの静けさではないですが片づけてからの手直しになります。
完成写真になります。
刷毛を使って仕上げる滑らかな塗り壁は意外に日本には少なく、味わいのある特別な空間になりました。