フレームキッチンのデザイン事例
- 2024.06.10
- ブログ
建築家の尾関広臣です。
団地の5階に設置するキッチンのデザイン事例
開放的な空間にする為、キッチンをフレームキッチンにすることにした。
フレームキッチンにするにあたり、機能と構造だけに重点を置き設計を始めた
構造では27㎜角の栂材をトラスに組んだ側板が上からの荷重に耐え、作業台となるステンレスの天板と物などを置く底板が横揺れを支えてくれている、
機能で言えばシンク、作業台、ガスコンロ、コンセントの一般的な機能は付けてあり、収納は見せる収納になっている。
収納部分はまだまだ余白が多い分、生活スタイルに合わせて引き出しを付けたり、棚板を付けたり出来るようになっている。
必要な物だけで組み立て、必要じゃないものを削ぎ落す
考え方をシンプルにすることで完成したフレームキッチン
木材は27mmの栂材を使用
トラス構造で接合部はステンレススクリュー釘の1点留め
現場で組み立てられるようにしたので搬入も楽々
キッチンの天板は2人で搬入
組み立て途中
すべてが見える分、配管や金具などすべてに気をかけないといけないので労力は使いましたが、
そんな手作業が深みや緊張感をキッチンフレームに与えてくれている。