狭い空間を広く見せる方法
- 2024.07.26
- ブログ
こんにちは建築家の尾関です。
立地やコストなどの条件で狭い空間に出会うことはよくあること
自宅も狭小住宅である。
そこで今回は狭い空間を広く見せる時の方法を紹介します。
①色を使う :白など明るい色(膨張色)を室内のメインカラーに使用して、黒などの暗い色(収縮色)をア
クセントカラーに使用することで視角的に奥行きを作り出す
②天井を高くする :壁の圧迫感を和らげる為、出来るだけ天井を高くする
あわせてソファーや箪笥など家具の高さを低くする事で天井を高く見せることも出来る
③物を置かない :収納を充実させたり、物を置かないでことで空間をすきっりさせる
④目線の先 :間仕切りをスケルトンにしたり、窓を作ったりと目線の先に奥行きを作り出す
⑤行動を変える :例えば食事をダイニングではなくリビングにしてダイニングテーブルを無くしたり、
店舗で言えばレジ台を無くしてテーブル会計するなど生活や行動を見直してみることで
余白を作り出す
現場にもよるのですが以上のような事を考えながら狭い空間を広く見えるようにします。
逆に狭い空間だから出来ることを考え、「狭い」にメリットがないかを考えたりもします。
そのような時はいつもなら出来ない事でもチャレンジできるので面白い空間が出来たりします。
生活に欠かせない衣食住の「住」の部分、折角ならひと手間かけて最高の空間になればと思います。